ホーム グルメ 都内にはまだまだ少ないカウンター越しで広島のお好み焼きを食す。亀有の広島お好み焼き「おこたろう」。
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都内にはまだまだ少ないカウンター越しで広島のお好み焼きを食す。亀有の広島お好み焼き「おこたろう」。
お好み焼きと聞いて、東京では大阪のお好み焼きが定番ですが、広島のお好み焼きを知っていると、どうしても「お好み焼きは広島でしょ!」ってなってしまう。それくらい広島お好み焼きは美味しい。
ちなみに東京でよくいう「広島風(ひろしまふう)お好み焼き」という表現は、広島県人にマジで怒られます。広島の人にとっては「お好み焼き」は広島風が普通で、広島の方々はいわゆる大阪風のお好み焼きは認めていません。なんせ広島のお好み焼きの背景には終戦後、アメリカ軍が支給した小麦粉を試行錯誤で今のスタイルにしていった文化があります。
ちなみにそれまで小麦粉を食べる週間が日本人にはなかったため、小麦粉をよく知らない日本人は、このアメリカから配給された粉をアメリカの粉、すなわち「メリケン粉」と読んでおり、それが今でも小麦粉をメリケン粉と呼ぶ由来だったのは有名です。
そのくらい広島とお好み焼きは切っても切れない。
斯く言う自分も、都内ではしかたなく大阪のお好み焼きを食べつつ、あれば広島のお好み焼きを食べたい。
もちろん都内にも何店舗かあるのですが、基本的にどの店も混んでいます。
広島のお好み焼き屋の基本構造は、店内に大きな鉄板があり、目の前でのカウンター越しで焼くライブスタイルが普通です。そんな店が亀有にあります。
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コの字のカウンター越しで焼いてくれます。
亀有に「おこたろう」という広島お好み焼きのお店が1軒あります。広島ではお好み焼きのことを「おっこん」と呼びます。店舗の名前も少なからずそこから来ているのかもしれません。ビールを注文して準備万端(笑)
上がメニューです。広島では、お好み焼きの麺に「そば」「うどん」のどちらかをチョイスするのが一般的です。「お好み焼き+うどん」は特に東京の人には馴染みがないかもしれませんね(笑)ですが、「うどん」も美味しいんですよ。
広島お好み焼きの中に「いか天」が入っているのも特徴です。この店にも「いか天」トッピングがありました! あと、つまみに「広島菜漬」、これも広島のお好み焼き屋によくある定番メニューの一つです。
カウンター越しということは、いわゆる東京でいう「鉄板焼き屋」なのです。目の前でお好み焼き以外も色々焼いてくれます。
「げそ焼き(550円)」を注文。すでに飲んでいるビールと最高です。
「ねぎ焼き(840円)」。これも東京の人には馴染みがないかもしれませんが、広島では定番メニューです。薄い生地に青ネギと豚肉と卵を重ねて焼いたものです。
目の前で切ってくれます。これがまたいい。
こちら「いか天焼き(210円)」。激安!
「ホタテバター醤油焼き(780円)」。鉄板焼きといえばホタテです!
焼き手が二人です。以前話をした時に、ここのご主人は横川(八昌系のお店)で修行されたと言っておられました。
テーブルに何名か分の焼きそばが並ばるこのシーンが、「広島のお好み焼だなぁ」と思う瞬間です。
お好み焼き「おこたろうスペシャル(1,200円)」到着。
味は申し分ないです。ソースはオタフクです。
写真撮り忘れましたが、広島の人は小さいヘラで食べます。ここはそれが許される店でもあります。
東京にいて「広島のお好み焼きが食べたいなぁ」と思ったら、とりあえずここに来ています。ただ広島の方には、あのスピード感というか喧嘩っぽい感じがないので物足らないかもしれませんが(笑)
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